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(株)酒井建築設計事務所
酒井 誠 さん
プロフィール
酒井誠。
一級建築士。
1965年8月12日生まれ、宇都宮市出身。
学生時代から様々なデザインコンペティションに意欲的に参加して様々な賞を受賞する (BAY'90大賞、クボタ景観デザインコンペ賞、マロニエ建築・景観奨励賞受賞など)。
1992年渡米、ロサンジェルスのSCI-ARCに学ぶ。
現在、株式会社酒井建築設計事務所 代表取締役社長。
ソフトな外見に似合わぬ、骨太なデザイン理念の持ち主。

第42回 効果的な太陽光の取り入れ方と間取り



   効果的な太陽光の取り入れ方と間取り 

質問   これからマイホームを考えています。父の所有している土地に新築しようとしているのですが、日当たりがよくありません。北道路に面した45坪の土地で、四方のうち 3面に住宅が建っており、太陽の光を取り込むには上方部分からしかないのかなという気がします。また、どうもジメジメした感じがして梅雨の時期の通風も気になります。効果的な太陽光の取り方や、湿気をおさえる間取りや手法などありましたら教えてください。
(小山市 55歳 会社員)

 

回答  「 これが最適の手法です」と申し上げるには実際の敷地を見てみないと判断できません。 ただ、以前、類似した条件の土地には、「3階建て」を設計しました。ただしこの方法は、 当然、予算的には割高になります。
 3階建てが、予算オーバーとなる場合は、「2階建て」で、生活スペース(LDKなど)を2階に、寝室・子供部屋等を1階にレイアウトする方法があります。
 そうすれば比較的採光、通風に優れたプランになるかと思います。しかし、その場合のデメリットとしては、生活の中心がどうしても上階になる為に、お年を召してからは不便に なるということです。その点は予めご承知おき下さい。
他に 「トップライト」や「中庭」を持つようなプランで、採光や通風を確保する場合もありますが、その場合ある程度の規模が必要になり、これも予算的に割高になるケースが多いのでご承知おき下さい。

また、「吹き抜け」などを設けて、採光などを良くする方法もあります。ただしこれも冷暖房費などのランニングコストが増えるといったデメリットを併せ持ちます。
できましたら専門家に相談し、現状の敷地の特性を充分に視察させた上で、各プランのメリット・デメリットを全てテーブルにのせて、最適のプランを探ってみてはいかがでしょうか。

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第41回 屋根・外壁材について



   屋根・外壁材について 

質問  はじめまして、2007年7月頃にマイホームを建てたいと考えてます。そこで相談ですが、屋根にはどんな素材がよいのか、外壁にはどんなものを選んだらよいのか教えてください。希望としては、メンテナンス不要で軽くて丈夫なもの、雨音がうるさくないものがいいです。また、ロックウールを使わない吸収性の高い天井板などもありましたらあわせて教えてくださると助かります。
(宇都宮市 67歳 主婦)

 

回答  住宅用、屋根・外壁材といってもご承知のように多種多様です。美観性、耐久性、コストパフォーマンス等、屋根・外壁にまず何を求めるかによってその選択は変わります。よってこの回答内で屋根はコレ、外壁ならコレ、と特定することは避けたいと思います。ご容赦下さい。屋根については過去の第7回、外壁は第9回でもそれぞれ回答させていただいていますのでご参照下さい。また、選択ポイントのひとつとして、屋根、外壁を別々に選ぶのではなく、色、テクスチャー(素材の質感)なども含め総合的にご判断いただくことをおすすめいたします。

 なお「ロックウール」については、発ガン性が大きな問題となっている「アスベスト(石綿)」とは全く別物ですので、あまりご心配なさらないで下さい。「ロックウール」の詳細については、HPや住宅雑誌などで各商品を検索し様々な客観的評価をご確認いただけば、ご安心いただけると思います。

 また、質問文中にある「吸収性」とは、吸音等ではなく湿度についてと勝手に解釈いたしますと、近年は珪藻土、竹炭などを使い、ある程度の調湿作用、消臭作用などを持つ建材が販売されており、ご希望になる施主も増えています。こちらについては天井材に限らず、壁材にも使用することでその効果は上がりますが、あくまでも“効果が期待される”ということで、各商品によって効果の度合いは変わってきますので、その点はご注意下さい。

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第40回 狭い敷地に広い空間


   狭い敷地に広い空間 

質問  マイホームを考えています。所有している土地が30坪程度しかなく、建物自体も狭くならざるを得ないかな、と家族で話しております。夫と私、そして子供が3人おります。テレビで3階建てのお宅や収納を造っている家などを見た事がありますが、ほかにも狭い敷地に広い空間を持てる方法、有効に活用出来る方法がありましたら、教えていただきたいのです。子供部屋も3部屋確保しなければならないのも悩みです。
(宇都宮市 40歳 パート)

 

回答  30坪の土地というのは決して狭いわけではありませんので、そんな悲観的にならず、狭さを積極的に活用する気構えを始めにお持ち下さい。敷地の周辺環境等、詳細が解りませんので的確なアドバイスとなるかわかりませんが、いくつかのポイントを記しておきますのでご参考にしていただければ幸いです。

 まず、自分たちがどのように新しい住宅で過ごしたいか具体的なイメージを書き出して見てください。例えば家族で語り合えるアイランドキッチンや眺めのいい浴室など、なるべく多く、家族中で各自、書き出してください。夢が広がりますね。

 ここからが大変ですが、それらの要望から優先順位を決めていきましょう。
多分、簡単には決定できないとは思いますが、粘り強く話し合ってみて下さい。
そうしていくことで新しい住宅で何を大切にしたいかが明確になってくるはずです。

 これができれば予算的なことや、限られた敷地、他きびしい条件下でも、あまり迷わずに設計が進むのではないでしょうか。何を一番に大切にしたいかを明確にすること、これが重要です。あまり、あれもこれもと欲張らず、シンプルに住まいを考えること、そうすれば自分たちの価値観で見出された、オリジナル性あふれるとてもユニークな住まいができるのではないでしょうか。

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第39回 バルコニーについて


   バルコニーについて 

質問  今家族で話しあっているところなのですが、2階のバルコニーを出来るだけ広く大きくしたいと思っております。大きな空を満喫したい・・・。そんな思いからです。広く大きなバルコニーをつくるとしたら、どんな注意・制約、また予算などがありましたら教えていただけないでしょうか。防水工事とかも必要になるのでしょうか。
(鹿沼市 32歳 主婦)

 

回答  大きく広いバルコニーいいですね。
テーブルなどを置いて、ゆったり、まったりと日向ぼっこ、夢が広がります。
ただし、現実は…。残念ながら我が家も物干し、物置化してしまいました。
バルコニーについてはかなり積極的に使っていかないと、風雨にさらされ、埃がたまり、家族内でも忘れ去られた存在になってしまいますのでご注意を…。

 まあ我が家はさておき、バルコニー下部に居室(部屋)等があると、しっかりと防水をされても雨漏りの可能性は無いとは言えませんので、大きさを含めよくご検討ください。下部を車庫であるとかオープンにすれば、万が一の漏水時もあまり神経質にならなくてすみますのでおすすめですかね。

 予算については構造などによって一概にはお答えできませんのが、思っている以上にかかるかもしれません。手すりの仕様などによってもかなり金額も上下いたしますのでご注意下さい。

 最後に、そのベランダから見える周辺環境にもご注意ください。どの方向の眺望がいいかなど、設計段階からご検討下さい。都市部では逆に周辺からの視線を遮り、空だけを見えるように壁を立ち上げるプランもあります。

 是非とも素敵なバルコニーをつくっていただき、快適で豊な生活スタイルを過ごしてください。

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第38回 マイホーム選びのポイント


   マイホーム選びのポイント 

質問  上の子供が小学校に入学する3年後をめどにマイホームを考えています。とはいえ、かなり漠然としたもので、まだ雑誌などをぺらぺらとめくっているような感じです。おおざっぱにいうと、私が南仏系、夫が北欧系の外観がよいといか、そんなレベルで何からどう考えていけばよいのかがつかめません。間取りも含め、これから先、マイホームを考えるならこんな設備があるといい、とかマイホームを考える上で何でもよいのでアドバイスをいただけるとありがたいです。子供は2人で4人家族です。とにかくアットホームな感じの家庭にしたいのです。
(宇都宮市 28歳  主婦)

 

回答  まず、モデルハウスめぐりはいかがでしょうか。営業マンの対応を含め大変かもしれませんが、各社の特色が解って良いと思いますし、最新の住宅設備、ライフスタイルを存分に味わうことができます。その中でご主人とあれがいい、これがいいと相談してみてはいかがでしょうか。幾つかお気に入りの住宅が見つかると思いますよ。当初は予算を度外視して存分に楽しんで下さい。なるべく多くの住宅を体験されて、その中から自分たちが優先するライフスタイルを考え出してみて、優先順位を付けてみてはいかがでしょうか。まあ、今が一番、楽しい時です。予算などが出てくると一気に現実に直面しつらくなる恐れがありますので、ご家族でじっくりと話し合って楽しんでみて下さい。

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第37回 輸入住宅を選ぶポイント


   輸入住宅を選ぶポイント 

質問  現在は高断熱・高気密の住宅が多く、私も住んでみたいと思っています。その中でも雑誌やモデルハウスでみかけるステキな輸入住宅は寒い地域でつくられたものが多く、断熱効果も高いようで気になっています。でもその反面、日本の梅雨対策やリフォーム・アフターメンテナンスなど気になる点も。外観デザインなどは好みではあるのですが、輸入住宅を選ぶチェックポイントがあれば教えてください。
(宇都宮市 30歳 主婦)

 

回答  輸入住宅にもたくさんの種類があるのでこのコーナー内で、一概にお話しするのは難しいのですが、まずその魅力としてデザイン性や機能性、各国の持つ歴史・文化などがあげられます。その費用の割高さを差し引いても輸入住宅の価値は充分にあると思います。
 お訊ねの日本の梅雨対策についてですが、輸入住宅はどうしても開口部が少なくなりがちで、自然通気や換気が若干不利な分、機械換気などで補う必要性がでてくるでしょう。また、リフォーム・アフターメンテナンスなどは日本の代理店等である程度カバーできるものと思われますが、修理、部品等が比較的割高になる可能性は否めません。また、保証については、どの程度までみてくれるのかを必ずきっちり確認するようにして下さい。
 厳密に言うと、日本にはまだ輸入住宅風の建物が多いのだと思います。無論、この輸入住宅風が悪いわけではありませんが、そこは生活スタイルの相違から日本で販売するために日本人の生活スタイルにあわせて変更せざるを得ないところもあるからではないでしょうか。例えば、欧米では家の中でも土足での生活なので、玄関で靴を脱ぐ習慣(下駄箱など)がありません。また、よく映画で見るように欧米では玄関のドアが内開きになっていますが、日本ではほぼすべての玄関ドアは外開きです。
 まあこうした数々の違いも楽しみ、各国の風土や生活スタイルを理解し、それぞれの魅力をよく確認し、楽しみながら選択してみてください。資料もさらにいろいろ集めてみると、見ているだけでワクワクしてきますよ。

PS. 実は(酒井は)今、カントリースタイルの歯科診療所兼住宅を計画中です。いやーこのカントリースタイルひとつとっても、その機能、デザイン、文化的にも、掘り下げてみますと実に奥が深いものなんですね。でも、私も楽しみながら設計しております。成功をお祈りします。

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第36回 建築士に依頼するときのポイント


   建築士に依頼するときのポイント 

質問  住宅雑誌やテレビでみかける、こだわりの家やオリジナリティあふれる家にするにはやっぱり建築士に依頼するのが一番ですよね。でも実際に依頼するとなるとちょっと大変そう。建築士に依頼するときのポイントは?費用はどのくらいかかりますか?どんな相談から受けてくれるの?得意分野などもあるの?
(宇都宮市 33歳主婦)

 

回答  建築士にお願いするのが一番とは、実にうれしいお言葉です。最近は住宅雑誌などにも建築事務所の連絡先が掲載されていますので、各建築事務所のホームページなどで下調べをした上で、お気軽に電話してみてはいかがでしょうか。その際、一か所ではなく複数の建築事務所に相談するのがポイントでしょうか。やはり高額の費用を任せて設計を依頼するのですから、その建築士の住宅に対する考え方や、今までどういった建物を建てているかを詳しく聞いて下さい。費用(設計料)については各建築士の仕事のやり方(建設会社への発注の仕方など)によっても違いますし、多少幅があるのが現状ですので、まずは仕事内容をよく確認し、複数社から見積をとるのが良いと思います。基本的には、どのような相談でも受けてくれるはずだと思いますが、念のためどの時点で費用が発生するかは、必ずはじめにご確認下さい。その建築士の得意分野(もちろんあります)やデザイン等の好みの概要は、過去の作品を見れば割と容易につかめると思いますので、まずはできるだけ多くの作品をじっくりと見て下さい。
 また、これは蛇足ですが、最近、デザイナー住宅と称した建物を多く見かけるようになりました。個性的な住宅が建つのはとても素敵なことだと思っています。但し、それらがはたしてどんな基準でデザイナー住宅と分類されているのか、その定義は・・・、正直、私にもよく判らないところがあります(決して否定しているのではありません)。このように、住宅は、そのデザインも機能性も、そして売り方(消費者へのプレゼンテーションの仕方)も、とにかく多様化していますので、どうか住まいに対してきちんとした考えを持った設計士を選んで、充分な対話の上、頼むようにして頂きたいと思うのです。

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第35回 建物の強度について


   建物の強度について 

質問  マイホームを考えているのですが、やはり今はどうしても建物の強度を気にしてしまいます。素人では難しいところもあるかと思いますが、耐震性を確かめる方法、手段というのはどのようなものがあるのでしょうか?建築の流れもわかれば嬉しいのですが。気にしすぎは良いことだとは思いませんが、立地優先で考えているので、建売住宅も考えています。
(河内町 36歳パート)

 

回答  よく「耐震住宅」とうたった住宅がありますが、本来、建築基準法にきちんと則っていればすべてが耐震設計になっているはずなのです。しかし、今回の構造計算偽装問題のようなことが起きると心配になるのは当然のことだと思います。
 ひとつの目安として「住宅性能保証制度」というものがあります。これに登録されている業者であれば、登録業者が最長10年間保証します。工事中、現場審査を受け、合格した住宅に保証書が発行され、不具合が出た場合は、その修補費用を保険でサポートする制度です。これは「住宅品質確保促進法(品格法)」にも対応していますので、まずは目安として、登録されている業者なのかを確認してみることをおすすめします。
 また、ご質問の建売住宅も以前に比べると随分高品質なものが増えていますので、ご自分の希望にあうプランがあるのでしたら、じっくりと検討してみましょう。まず、その住宅メーカーの今までに手掛けた物件(実際に施主が住んでいる家)を見学させてもらったり、展示場も積極的に廻ってなるべく多くの物件を見てご自分の眼を養うことからはじめて下さい。その際、質問もどんどんして下さい。複数箇所を廻っているうちに、住人や営業マンが洩らすちょっとしたコメントや態度に、「耐震」や「家づくり」に対するそのメーカーのスタンスが垣間見えることもあるはず。そこを見逃さないで下さい。

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第34回 窓について


   窓について 

質問  今住んでいる借家は室内が暗く感じるため、新しい住まいは光を効果的に取り入れたい、大きな窓のある家にしたいと思っています。ただプライバシーも守りたい。耐久性も考えなくてはいけないのかなとも思います。家の窓のカタチはどうすればよいのか教えて下さい。また、最新の窓の提案や結露しにくい窓はどんな窓なのかも聞きたいです。
(宇都宮市 主婦  28歳)

 

回答  開口部についてのご質問ですね。採光、通風、デザイン性など、どれも重要な要素です。大きな開口部は気持ちの良いものです。ただし、周辺環境をよく考えて計画しないと、ご心配のように、プライバシー保護などの問題が起こりがちです。現場を良く検証して、外部(道路や隣家)からの視線を考慮の上、開口の高さ(場合によっては位置)を変えたり、半透明のフィルムなどを貼ることで、採光を得ながらも視線を遮断する方法があります。ご検討下さい。
 結露については、最近では ※「ペアガラス仕様」が標準的になっていますから、ガラス面での水滴の発生と言うよりは、サッシ枠に付く水滴を心配されていることと推測します。樹脂サッシや、木製とアルミを複合させたサッシなど、値段は割高になりますが、結露しにくいサッシ枠がありますので、それらの使用をご相談下さい。
 最後にデザインについてですが、近年はご希望のように大きな開口部をとり、ルーバーや庇などで光量を調整するスタイルが人気を集めています。こちらも様々なメーカーが様々な製品(中には丸や三角といった個性的な窓もあります)を発表しています。比較検討してみるのも良いでしょう。

※ 注)ペアガラスは、窓ガラスが2枚仕様になっているもの。断熱効果が高く、結露しにくいのが、その特長です。

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第33回 照明について


   照明について 

質問  一足先に家を新築した友人宅を夜に訪問したら、昼間とはまた違う、くつろげて、あたたかみのある住空間でした。私もこんな家で家族の帰りを迎えられたらと、思いました。間接照明やスポットライト、ペンダントなどさまざまな照明器具があるようですが、リビングや玄関、寝室、洗面所、子供部屋など部屋ごとに適した照明と、失敗しない照明プランのために設計時に気を付けたいことはありますか?
(宇都宮市 主婦 35歳)

 

回答  ちょっと前まで「照明」は、1部屋1光源の直接照明のみで、一定の明るささえ確保できればいいといった風潮でした。それが最近では光の質を問うようになり、特に店舗などでは、あえて暗い部分をつくることによって空間に奥行きを出して広く見せたり、間接照明を加えることで光のあたる部分に変化を持たせたり、その空間の表情を変えて楽しむようになりました。そのテクニックは住宅においても基本に大きな違いはなく、多種多様な照明器具を場所によって巧みに使い分けて、ニュアンスのある光の演出空間をつくり出しています。お尋ねの各部屋ごとの照明についてですが、これはもう本当にケースバイケースで、ご質問文の内容だけで適切にアドバイスするのは難しいのですが・・・、食事を美味しそうに見せる電球・器具や、やすらぎを演出する電球・器具は、大抵の照明器具関係のショールームで最新のものをタイプ別にご覧いただけるので、ぜひ一度体感されることをお薦めします。カタログだけではなかなかわからない自分好みのイメージがつくりやすくなりますよ。
 また、設計時に気をつけたいのは、少し先を考えて、必要に応じて照明がプラスできるようにしておくこと(配線等)です。ここで洒井好みの演出のひとつを例にとって説明しますと、店舗でよく使うダクトレールを配置し、プラグタイプのスポットライトやペンダントで変化をつけたりするプラン。このダクトレールの利点は照明器具の数や向きを容易に変えることができ、手軽に演出の変化が楽しめること。ただしスポットライトには高光度のものが多く、熱を持ったり、電気代が嵩んだり、(機種によって差はありますが)寿命が余り長くなかったりしますので、選ぶ時は各電球の性質を見極める注意が必要になります。それから意外に多いのは電球交換のことを考えずに高所に設置してしまって自分では交換ができなかったり、特殊電球などで替えの入手が困難になるケース。さらにこれも忘れてしまいがちなのは、昼間の自然光と、夜間の照明とのバランスです。ご注意下さい。

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第32回 店舗併用住宅について


   店舗併用住宅について 

質問  主人は現在料理人として働いています。今はアパートですが、将来の独立を機にマイホームと考えております。予算もかかることでしょうし、その際は店舗と住まいを一緒にしようと思っています。お店と居住スペースを一緒にすることでの注意点や問題などはあるのでしょうか?
 主人と話しているのは、出来るだけゆったりした空間のある(2階の高さくらいまでの吹き抜けなど)お店にしたいと考えています。
(宇都宮市 35歳主婦)

 

回答  店舗併用住宅ですね。思えば我が家も会社(設計事務所)の上階にありますし、親類のフランス料理店もその上階を住宅にしていたり・・、このサイトをご覧いただいている方々のご近所にもきっとありますよね。
 ちょうど今、いくつかの店舗併用住宅のプラン作りに取り組んでいることもあり、ほとんどのケースで共通するポイントだけ抜粋してみます。
 まず、「店舗」は非日常的空間を提供する場ですから、生活感のない(お客様に感じさせない)プランが必要ですよね。そのため「住宅」の開口などは、1階の「店舗」のプランに合わせる'配慮'が ある程度必要になり、思い通りの開口がとれない場合も出てきます。しかし、そうした配慮により「店舗」のヴァリュー(お店を大きくゆったりと見せたり、コンセプトに統一感のある建物としてお客様の好感を醸成することができたり)を上げることが可能になるのです。
 それから注意したいのは、木造の場合の'上階床の防音'についてです。素敵なお店なのに上でお子さんの飛び跳ねる音が聞こえたりしたら、せっかくの素敵な雰囲気も台無しになってしまいますので・・。
 ご質問の「吹き抜け」に関してですが、質問文から判る範囲では大きな問題はないように思いますが、知っておいていただきたいのは、「店舗」の空間を充実させようとすればするほど、反比例して「住宅」の環境は低下してしまうケースが少なくないということです。このことは事前にご主人とよ~く話し合った上で、設計担当者とも間取り・開口・出入り口・防音・やむをえない共用部分など、ポイントごとに分けて詳細を検討してください。店舗併用住宅の設計では、何より店舗と住宅のバランスが一番難しいところなのですが、それだけに設計担当者としては逆にやりがいを感じるところでもあるはず、ご健闘お祈りします。

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第31回 防犯について


   防犯について 

質問  防犯についてお伺いしたいのですが、私は正直あまり気にすることではないかと思っているのですが、私の仕事の帰りが遅いこともあり、妻は非常に気にしております。ガラスやロックなど様々なものがありますが、これからマイホームを検討していく上で、やはり考えていくべきなのでしょうか。予算などはどのくらいを考えればよいのでしょうか。
(宇都宮市 37歳会社員)

 

回答  近年、何かと物騒になっているのは事実で、残念ながら本来楽しいはずの家づくりにおいても「防犯」について考えざるを得ない状況になっています。ここまで設備すれば絶対安全とは言い切れませんし、お金をこれだけかけたから安全だと断言もできませんが、窓に貼る防犯フィルムや、防犯ブザー、ピッキング防止の強固な鍵、1ドア2ロック+ドアチェーン、センサー式防犯ライト、住宅の周りに砂利を敷いたりする(人が歩くと音がする)ことは、当たり前のように一般化してきていますし、防犯カメラやカメラ付きインターホンの設置件数も以前と比べかなり多くなってきています。ホームセンターの防犯グッズコーナーの品揃えも充実してきました。新商品もいろいろ開発されて並んでいますので、チェックして下さい。
 住宅プランの段階でも 'なるべく死角のない設計' を心掛け(間取りや窓・ドアの位置だけでなく、ベランダや塀などについても)、各々の立地条件にあわせた「防犯」を意識した設計・施工が、ある程度は可能かと思われますので、お宅の条件をテーブルにのせて、設計の担当者とよく相談してみてください。

 また「防犯」に直接役立つとは断言できませんが、実は普段からのご近所づきあいがとても大切で、ご近所の目(視線)が意外と「防犯」にも有効のようです。また、万一の災害時にもこのご近所づきあいは有効で、先の震災のときも、このご近所からの情報で救助された方がとても多かったと聞いています。

□ ホームズ住宅探偵事務所スタッフから。
「ホームズ君の虫眼鏡」でも「防犯」について取り上げている回がありますので、チェックしてみて下さいね。

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第30回 「構造」 と 「工法」


   「構造」 と 「工法」 

質問  少しこれまでの皆さんの質問と違う基本的なことで恐縮ですが、間取りやデザイン的なことに関しては自分なりに思い描くことはあるのですが、構造・工法といった基本的なところが理解できていません。
 構造の見学会に顔を出して勉強したいとも思っているのですが、注意して見る点や、確認すべき質問などを教えていただきたいのです。もしかしたら、建設会社によって違うのかもしれませんが。

 

回答  まず「構造」と「工法」の違いですが、「構造」は木造、鉄骨造(S造)、鉄筋コンクリート造(RC造)など、主要となる部材(柱、梁)の種類で比較的簡単に分けることができます。しかし、「工法」については同じ木造でも木造軸組工法(在来工法)や2×4工法(パネル工法、正式には木造枠組壁工法)などがあり、またプレハブ住宅にも木質系パネル、鉄骨系、コンクリート系、ユニット工法など、同じ「構造」でも多くの「工法」がある上、各住宅メーカーによってもそれぞれの特性があります。さらにほぼ同じような「工法」であるにもかかわらず各社によってその呼び名はまちまちで、これがあまりにも多いので、このコーナー内での詳細説明はご容赦いただきたいと思います。手間はかかるでしょうが、各社のホームページなどで、情報を集めて比較検討の材料にして下さい。
 次にご質問後半の見るべきポイントについてです。いただいた質問文の内容だけでお答えするのは、これもまた難しいのですが、まずあなたが住まいに何を求めるのかをよく考えて明確にすることで、はじめてその「構造」・「工法」を選ぶための重要ポイントも絞り込むことができると思うのです。
個人的には「工法」について、それほど神経質にならなくてもいいように思うのですが(なぜならば様々な条件がおありでしょうから、全てにマイティーでこれが絶対!という「構造」「工法」を選ぶことは至難の業です)、それぞれに利点・欠点がありますので、まずあなたの住まいに対する思いと立地等の条件についてもテーブルにのせて、中立的な立場(偏りなく客観的にアドバイスできる)の専門家(建築士など)にじっくりと相談してみることをおすすめします。
 参考までに代表的な「工法」の概略を紹介します。

【 木造軸組工法 】
柱や梁など縦横に組んだ「軸」(骨組)で、上からの荷重を支える。また筋交(すじかい)など斜めの「軸」で縦横の骨組みを補強し、横からの力(地震など)に抗う。日本の代表的工法で「在来工法」とも。
構造面での制約が少ないので設計の自由度は高く(柱の位置を比較的自由に決められることもあり、大きな開口部を取りやすい。変形敷地や狭小敷地への対応性も高い)、リフォーム時の融通性も高い。
骨組み補強のための構造用金物の開発も進み、耐震性もアップ。耐火性の評価は、他の工法に比べると低い。

【 2×4工法 】
木材の枠に合板を貼ったパネルを使って箱を組立てるように建てる。枠に使う角材の断面が2インチ×4インチであることから通称「ツー・バイ・フォー」の呼称が。北米の代表的工法。
柱や梁といった「軸」の代わりに、壁・天井・床などの「面」で支え、架かる力を分散させる仕組み。正式には「木造枠組壁工法」。
一般的に耐震性・耐火性・断熱性・気密性の高さには定評あり。
柱や梁のないすっきりとした大空間は取りやすいが、特に大きな開口部は取り難い(工法上、一定の耐力壁を配置しなければならないため)。同様にリフォームの融通性も比較的低い。

【 プレハブ工法 】
プレハブは英語のPrefabricated(プリ・ファブリケイテッド)の略。あらかじめ工場で生産された部材を使うことから、ついた名称。工業化住宅や工場生産住宅とも。
使用する材料によって分けると、まず「木質系プレハブ」は、前述の「2×4」と同じタイプの壁工法。
「コンクリート系プレハブ」は、床・壁・天井を、コンクリートパネルを組立てて構成する住宅。
「鉄骨系プレハブ」は、鉄骨を骨組に使ったもの。また工場でユニットと呼ばれるボックス(部屋)を作り、そのボックスに建具や設備までも取り付けた上で、全て一緒に現場に運ばれてくる「ユニット住宅」もある。
それぞれ、他の工法に比べ現場での手間が少ない分、工期が短くて済むのが大きな特長。品質の安定性と信頼性に対する評価が高い。

【 鉄筋コンクリート(RC)工法 】
鉄筋を組み、そこに合板で作った型枠をはめたところにコンクリートを流し込んで躯体を作る。強度・防火・耐久性への評価が高い。断熱性・遮音性への評価も高い。
他にも「鉄筋コンクリート(ラーメン)工法」などがある。

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第29回 2世帯住宅の間取り


   2世帯住宅の間取り 

質問  来年、建て替えを考えていますが、資金的な部分も含め、少し離れて暮らしている夫の両親との2世帯住宅を考えています。とっても良くしてくれている両親ですが、結婚以来ずっと私たち家族だけで暮らしてきましたこともあり、2世帯住宅は共有部分を設けた形をと夫と話しております。
  漠然として申し訳ないのですが、2世帯の間取りで気にしたいところなどを教えていただきたいのです。建て替えを機に私自身も働きに出ようと思っており、日中の子供の世話を両親にお願いする事が多くなるかと思います。子供は現在2歳です。
(石橋町 29歳 主婦)

 

回答  「2世帯住宅」のプランは、住宅メーカーでも、各社様々な提案がされていて、それぞれよく研究された商品があります。まずは1度参考にいくつかご覧になるところからスタートすることをおすすめいたします。
 実は・・・実は私自身、2世帯(親子同居)で住んでおりません。そんな私ではありますが、質問文から判る範囲でお答え申し上げます。住宅の設計においては、たとえ夫婦間であっても、それぞれの価値観やご要望のライフスタイルの最大公約数を見つけ出すことは、容易ではないのです。ですからそれが世代を越えた価値観や各々の望むライフスタイルとなると、それらの最大公約数探しはさらに難しくなるのが事実です。
 今回のケースでの同居のメリットは、質問文にお書きになっているように、資金的な利点、子供の面倒を見てもらうといった親子の助け合いに加えて、精神的な充足感、世代を超えた家族の繋がりなどが挙げられます。逆にデメリットとして予想されるのは、世代による価値観の違い、生活リズムの違い、家計分担の難しさ、一定のプライバシー確保の難しさ(またはプライバシーに関する認識の微妙なずれ)、親子間の甘え(によるどちらかへの大きな負担)、遠慮が裏目に・・・などです。そこで、設計前に、これらの項目について、まず夫婦間、続いて親子間でお話し合いをもたれて、生じる恐れのある問題点についてしっかり把握しておくべきと考えます。 失礼な言い方になってしまいますが、安易な気持ちで同居を始め、トラブルを抱えるようなことになっては良くありません。話し合いの結果、「それぞれが自立、相互尊重、ケースごとの一致協力」などといったルールができれば、それが素敵な2世帯住宅づくりの第一歩。生じる恐れのある問題点をひとつずつ解消するための丁寧な設計は、それらの基本ルールを踏まえた上で、それぞれの生活スペースのどこまでを共有部分とするかで、決まります。

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第28回 2階のリビングルーム


   2階のリビングルーム 

質問  建て替えをする際、リビングルームを2階にしたいと考えています。採光も1階よりいいと思いますし、何よりプライバシーを考えています。というのも土地も狭いことに加え、家の前が比較的人の通行量も多く人目も気になるのです(道は南側)。
 リビングルームを2階にすることでの良いところ、悪いところ、注意する点などありましたら教えて下さい。家族は夫と12才と10才の女の子です。
(宇都宮市 39歳 主婦)

 

回答  2階のリビングルームについては、最近はさしたる抵抗もなく採用されることが多くなりました。
 メリット、デメリットについてはほぼ質問文に書かれた通り、リビングを2階に配置すると生活の場が2階になり、さらに広くリビングをとると、寝室、子供部屋、お風呂など水廻りが1階に配置されると思います。例えばお客様がいらした時などは、玄関からホールを通り階段を上ってリビングへ向う動線になります。また夜はリビングにいて、お風呂や寝室に向う時には階段を下りてホールを通り、各個室に向うようになります。つまり、今回のケースではこのホールのつくり方が重要なポイントになるように思います。
 次に、デメリットとしては寝室などが1階にあることでプライバシーの確保を特に考慮しまければならないことです。さらに将来のバリヤフリーについての考え方をご家族でご検討いただきたいと思います。
 ただ、ご質問の内容からわかる範囲では、まず広々とした明るいリビングをつくる事がお二人の娘さんの為にもなると思いますし、何より気持ちいいと思いますよ。

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第27回 「地震」とマイホーム


   「地震」とマイホーム 

質問  今新築を考えているのですが、、昨年の新潟など大規模な地震にも対応できるマイホームを考えなくてはいけないのでは、と思っています。「免震」や「耐震」など聞きますが、具体的にどのようなものなのでしょうか?コストも大きく変わるのですか?
(壬生町 37歳 主婦)

 

回答  最近「耐震構造」をうたっている住宅が多いのですが、本来建築の確認申請を提出する建物は、基本的に全て耐震設計になっていて、基準をきちんとクリアしないと確認申請は出せないものなんです。ですから当然、その確認申請に基づいて造られた建物は、「耐震構造」になっています。この場合、むしろ注意していただきたいのは、きちんと施工しない、いわゆる“手抜き工事”なのです。
 次に「免震構造」ですが、これは地震が起きても揺れにくい構造で、建物に及ぼす地震の力を小さく押さえる工夫が施されているものです。ただし、歴史的には浅く、実績、事例もまだまだ少なく、コスト的にも「耐震構造」に比べると割高になるようです。
 ご質問にこのコーナー内だけでお答えするのはとても難しいのですが、中越地震での現地の様子を伺ってみますと、地域の地盤によって建物の揺れ方や倒壊の状況がかなり違うようです。また、その建物の使われ方、周辺の環境によっても大きく変わるようです。
  かなり極端な言い方になりますが、住まいの「安全」のみを追求すると、強固ではあるけれど開口部のないシェルターのような建物に住むことに・・・、そんな生活が果たして快適と言えるのかどうか・・・などと考えてしまいます。もちろん「安全」は最重要項目ですが、そこにだけとらわれるのではなく、快適性や経済性も判断項目に加えてとことんご検討いただきたいと思うのです。

耐震構造 → 建物の構造躯体(骨組)を、補強金具・筋交いなどで強化し、地震の揺れに耐えるようにする。
免震構造 → 建物と地盤の間に、振動絶縁装置(ゴムなど)を設置して、揺れを伝わりにくくする。
制震構造 → 建物に設置した制震装置(ダンパーなど)が、地震のエネルギーを吸収して、揺れを軽減する。
 
各メーカーによって違いもありますが、大まかに分けるとこうなるようです。

 また平成12年に施行された「住宅品確法」の採点表の住宅性能表示の中には「構造の安定に関すること」という項目があり、その等級1は、「建築基準法」に定める程度。等級2は、「建築基準法」の1.25倍。等級3は、「建築基準法」の1.5倍となっています。

 

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第26回 平屋建てについて


   平屋建てについて 

質問  新築を考えているのですが、平屋で建てたいと思っています。開放的な家にしたいので、単に平屋と言うと抽象的なのですが、「空間」を活かせるのではないか、と勝手に思い描いております。子供は娘(まだ13歳ですが)ですので、将来は家を出ていくものと思っておりますし。もちろん土地の広さも関係はあるかと思いまが、平屋の設計上の利点などがありましたら教えて欲しいのですが。
(宇都宮市 35歳 主婦)

 

回答  日本の住宅の考え方では「平屋建て」が基本とされてきました。しかし、残念ながら近年はなかなか広大な敷地を確保する事が難しく、採光上も平屋では充分(な採光を)とれない可能性が高まったり、プライバシーが守れないなど、進みゆく都市化の中で様々な問題が出ているのが現状です。平屋の利点としては、段差の解消が容易で、階段を設けなくていいのでスペース効率が良くなります。また、「平屋建て」は敷地の環境を取り入れ易い分、敷地の良し悪しがそのまま住宅の良し悪しとなってしまいますので、敷地選びにじっくりと時間をかけてください。 

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第25回 バリアフリーについて


   バリアフリーについて 

質問  現在実家に妻と子供二人、そして母の5人で暮らしております。建物が老朽化したこともあり、建て替えを考えています。将来を思うと、今は元気な母親とはいえ、体の自由がきかなくなることも考えなくてはと思っております。ここ数年、バリアフリーなど高齢者を配慮した設計も目にするようになりましたが、手すりをつける、段差をなくすなど聞きますが、よりよいアドバイスがありましたらお聞きしたいのですが。
(宇都宮市 41歳 会社員)

 

回答  バリアフリーという言葉をよく耳にするようになり、それもほぼ浸透した感があります。でも大多数の方が「バリアフリー」イコール段差解消や手すりの設置のことと認識していらっしゃるようです。本来はユニバーサルデザインという考え方の方がより快適な住宅になると思います。
  ここで言う「ユニバーサル」とは、年令、能力、体格、障害の有無などによる区別がない、だれも(お子さんも年配の方も)が使いやすいデザインのことです。つまり、加齢に伴う障害や疾病のための対応だけが「ユニバーサルデザイン」なのではなく、住まいの中に施された、その「ユニバーサルデザイン」に気づかないまま自然と快適に生活できるということが理想の住空間だと思うのです。
  今回の場合も、一般的にな間取りではお母さんの部屋を1階にしがちですが、陽当たりのことを考えると2階の方が良いかもしれませんし、階段の勾配をゆったりし、踊り場をつけたり握りやすい手摺りさえ付けてあげれば階段も適度な運動としていいかもしれません。また、2階や踊り場から見える風景を楽しむといった新しい喜びも生まれるかもしれません。ただし万一のことを考え、1階は多目的に使用できるフレキシブルなプランにしたり、この際思いきってホームエレベーターなどで対応できる計画も検討してみてはいかがでしょうか。
  高齢者の居室は、・陽当たり・・家族とのコミュニケーション・・水回りに近い・がポイントです。考慮の上、プランニングを。


*ホームズ住宅探偵事務所より酒井先生取材時に「年配の方の中には階段の手すりの設置について『私の体がが悪くなるのを待っているみたいで嫌だ』とおっしゃる方もいらっしゃいます。デリカシーのある、生活に自然と溶け込むユニバーサルなデザインを取り入れた住宅関連商品が少しずつ増えてきていますよ」とのアドバイスをいただきました。別の機会に取材して皆様にご報告できればと考えております。
 

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第24回 定期借地権住宅について


   定期借地権住宅について 

質問  こんにちは。今私たちはアパートで暮らしております。子供が生まれ、出来れば庭のある一戸建てで育てたいと思い、マイホームを検討しています。ただ、子供が独立し、自分たちの定年後の将来は、実家のある東北に住むことも考えております。聞くところによりますと「定期借地権住宅」という制度があるとのこと。ぜひ、教えてください。
(宇都宮市 26歳 会社員)

 

回答  ご質問の「定期借地権」については不動産の分野であって、私が説明者としてふさわしいのか?という問題もございますが・・・・・。
 一般的に「契約期限が来た時に土地の契約の更新がなく、建物を取り壊して更地にして返還する必要がある借地権」のことをいいます。また、「契約期間の延長がなく、立退料の請求もできない」とあります。
 一般に借地借家法には次の3つの種類があります。(1)契約期間が50年以上の「一般定期借地権」、(2)同10年以上20年以下の「事業用借地権」、そして(3)同30年以上で、建物付で土地を返還できるという条件の付いた「建物譲渡特約付借地権」の3つです。
 上記の条件の中で自分の将来にあったプランを選択していただくことになります。ただし、あくまで個人的な意見になりますが、ご質問の内容からお察しいたしますと、あまり定期借地のマイホームにこだわらず、庭付き一戸建て借家などの選択も検討してみてはいかがでしょうか。

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第23回 24時間換気について


   24時間換気について 

質問  24時間換気について教えて下さい。私は機械で換気するやり方には抵抗があります。また機械にも寿命があると聞きますし(何年くらいなのでしょうか)、ダクトの汚れも気になります。なるべくメンテナンスが自分でもできるやり方で家を建てたいと考えております。ダクトの汚れなどのメンテナンスは自分では難しいと思いますので、機械を使わないで24時間換気する方法があったら教えて下さい。また、敷地の都合上、駐車場が2階の場合(換気口に近いと)排気ガスが室内に入ってくる心配はありますか。
(宇都宮市 38歳 主婦)

 

回答  24時間換気については、平成15年7月に施行の改正建築基準法で、機械換気による強制的な空気の入れ替えを行う『24時間換気システム』の設置が義務付けられました。
 シックハウス法とも呼ばれるこの改正内容は、全ての居室(リビング、キッチン、洋室、和室など)は1時間あたり0.5回以上の機械換気設備が義務づけられ、この機械換気設備を設置せずに建築確認申請を許可してもらうことができなくなりました。
 その背景には近年、住宅の気密性が増し、建材などに含まれるホルムアルデヒドなどの化学物質が一定の値を越える住宅が多くなり、アレルギー・アトピー、目・喉の痛み、頭痛など、シックハウス症候群といわれる病気の原因と言われ、社会的に問題となっていることがあります。
 ご質問の機械を使わない換気は残念ながらできませんが、換気には給気と排気があり、換気方式もダクトを使う方法、使わない方法、第一種から第三種換気といった方式などいくつかありますので、設計時に専門家とよく相談して、メンテナンスのし易さなどについてもよく検討してから決めてください。
 なお、駐車場と排気口・給気口の位置関係については、申し訳ありませんが、いただいた情報だけでは判断できません。ご容赦下さい。

以下、簡単に紹介しておきます。

【第1種換気】
「排気・給気とも機械ファンで強制的に行うシステム」
温度だけを交換する顕熱型と、湿度と温度を交換する全熱型がある。各居室に安定的に新鮮な空気の供給が可能。
給排気両方にファンが必要なので駆動エネルギーが大。
場合によりダクトのメンテナンスの必要あり。
給気と排気の間で熱交換をすることで排気から熱回収できる。

【第3種換気】

「排気は機械ファンで強制的に行い、給気は給気口から圧力差で自然に取り入れるシステム」
給気口には開閉式と自動風量調整弁式などがある。
排気のみがファンで駆動エネルギーは比較的小さい。基本的に給気ダクトはないので給気汚染の不安は小さい。
排気からの熱回収は難しく、通常は熱交換なしで換気のみ。

以上は概略だけの紹介です。
それぞれの換気システムと冷暖房機器との組み合わせや、もちろん間取りと設置位置の関係も考慮の上、詳しくは設計担当者との綿密な打ち合わせで決めて下さい。

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第22回 地下室について


   地下室について 

質問  マイホームを考えているのですが、全体的な予算が決まっているのにも関わらず、主人が地下室が欲しいと言っています。数年前からワインに夢中で、どうしてもワインセラーのスペースを地下に作りたいといってききません。主人のせっかくの趣味なので実現させてあげたいとは思いますが、地下室をつくる際の注意点や、デメリットなど、また、予算的にはどのくらいかかるのか教えてください。
(宇都宮市 45歳 主婦)

 

回答  どうしても地下室となると構造的な問題で割高になってしまいます。もし予算が許されたとしても、地下室は地下水位などの関係で湿気がこもりやすく、この問題をクリアするためにドライエリア確保、機械換気システムなどいくつの点を検討しなくてはなりません。予算については規模などがはっきりわからないのでので難しいのですが、安く見積もっても一般工法の坪単価の2~3倍はかかると思われます。
 ただし、ご質問にあるご主人のワインセラーであれば地下室の必要はなく、床下収納的なもので考えられたらいかがでしょうか。近年ではスライド式や電動式など、かなり大型のものもあります。ホームページ上で“床下収納”で検索してみてはいかがでしょうか。

* 松下電工に「キッチンカプセル」という商品がありますが、特定商品に関するここでのコメントはあえていたしませんでした。

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第21回 調整区域について


   調整区域について 

質問  私は親の持っている土地に家を建てようかと思ってるのですが、調整区域の土地では誰もが家を建てられるわけではないと聞きました。本当なのでしょうか?本当だとすれば、調整区域だと、家を建てる際、何か条件があるのでしょうか?聞くところによると、農業をしていないとだめだとか、近くに家がないと建てられないといったことを聞いたのですが。
(氏家町 35歳 会社員)

 

回答  まず、市街化調整区域とは市街化を抑制する地域、つまり市街化するのを防ぐ地域ですので、原則的には不可能と思って下さい。ただし、農家住宅等(分家も含む)や調整区域に指定される前から地目が宅地で都市計画法に定める集落に該当した場合などは建築が可能となります。
 ただ、内容的にはかなり専門的になりますので、ぜひとも建築士や、各市町村の都市計画課に相談されることをお勧めいたします。
ちなみに住宅以外では、福祉施設などが建築出来ます。条件等によっては、沿道サービスといって、ドライブイン(今やほとんど死語、つまりレストラン)や、自動車整備工場等を建設することができます。

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第20回 子供部屋について2


   子供部屋について2 

質問  マイホームを建てる時、子どもが小さいうちは子供部屋を大きくひとつの部屋にしておいて、成長したら2部屋に仕切ろうと思ってます。今のうちに知っておきたいのですが、部屋を仕切る壁を後から付けるといくらくらいかかるんですか?また、実際そのようにしている人は多いですか?
(鹿沼市 30歳 主婦)

 

回答  建築的に考えるとその仕切ろうとする床や天井の下地材の有無によっても違ってきますが、通常、最低でも20~30万ぐらいの工事となります。
 例えば水廻りの改修など、他の工事と兼ねると割安になると思いますので、ご検討ください。
 私個人は設計において、幼児の子供部屋はなるべく個室化を避けて提案させて頂いています。よくお子様のプライバシーと言われますが、密閉した子供部屋をなるべくつくらないようにしています。例えば寝室を兄弟一緒にし、書斎を兼ねた勉強コーナーなどを提案したりしています。また、部屋の間仕切りには、家具などを使って視覚的な遮へい物をつくることで対応してはいかがですかとアドバイスしています。子供部屋が家族にとって、どのように必要なのかをよく考えてみてください。子供部屋を与えれば、いい子に育っていくとは限りませんので・・。

編集部 注)
 Dr.酒井の「子供部屋」についての考え方は、第4回(バックナンバー)の「住まいのなんでも相談室」でも回答しています。そちらもご参照下さい。

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第19回 防音工事について


   防音工事について 

質問   この春から娘がピアノを始めました。来年春までにマイホームを建てようと思っていますが、その時にピアノを購入し、娘が家で練習できるようにしたいです。できれば外にピアノの音が響かないようにしたいのですが、防音工事って工事費がかなりかかるんですか?
(南河内郡 34歳 会社員)

 

回答  近年では防音タイプの建材も各社様々に増えており、以前に比べると手軽に防音工事が施工できる環境になってきました。ただし、本格的な防音となるとコスト的にかなり負担が増えると思われます。通常、比較的静かに生活できるレベルは40dB~50dB程度で、音源からの距離が2倍離れると音の大きさは1/4になる特性があります。このような特性をふまえた上で、工事費を考えると、その防音の遮音性能によって違いもありますが、一般工法のだいたい2~3倍の工事費となるようです。
  ただし、どんなに高額で高性能な防音の壁、床、天井材を使用しても、換気扇や照明器具などの開口の隙間から音が漏れるなど、不完全な場合がありますので、充分に防音施工の特性を理解された上で、防音工事の実績をもつ業者の選択をお勧めします。
  お子様の練習のための防音スタジオを個別につくるという考え方もありますが、練習時間に制限がでることになっても、広々としたリビングのコーナーでお子様がピアノを弾く姿を眺めるのもいいものではないでしょうか?検討してみて下さい。

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第18回 ソーラーパネル


   ソーラーパネル 

質問   今、各住宅メーカーで採用されていたり、テレビCMでも見る太陽光発電(ソーラーパネル)について教えて下さい。付けるとやはり電気代が安くなったりするものですか?その他に利点はありますか?
(宇都宮市 28歳 自営業)

 

回答  基本的には設置する方の価値観となりますが、ソーラーパネルを設置する費用を、月々の安くなった電気代の差額で返済していくと、少なくとも20年以上はかかる計算になるとか。電気代自体は安くなりますが、設置費用を含んだトータルコストで考えていくということも必要かと思います。
 ただし、地球環境的な考えから設置する施主も、設置を薦める住宅メーカーも増えていますし、数年前に比べるとソーラーパネル自体の価格もずいぶん安くなっています。各市町村の補助金・助成金などもあり、すぐに予算枠が一杯になってしまうくらい関心は高いようです。
 「地球環境にやさしく」といったうたい文句で各社PRしていますが、長期的な視野で環境のことを考えるのは重要だと思います。ソーラーパネルを設置すれば全てOKというものではないと思いますので、トータル的に住まいについてよく考えた上、全体予算の中でご判断下さい。ご家族でよく相談してみて下さいね。

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第17回 トップライト(天窓)


   トップライト(天窓) 

質問   はじめまして。現在、プランについて妻といろいろ検討しています。リビングを吹き抜けにしようと思っていますが、天井にトップライト(窓)を付けようか付けないか迷っています。デザイン的にも良さそうだし、明るさを取れるのにいいと思う反面、汚れが付いたときの掃除や氷が降って割れたときの修理を考えると、どーしようかと思ってます。
  人によって選ぶ基準は様々かと思いますが、アドバイスがあれば教えて下さい。
(宇都宮市 32歳 会社員)

 

回答  トップライトについては質問にあるように確かに悩むところですが、逆に考えるとそれだけ魅力的なものなのではないのでしょうか。
  トップライトは建築基準法では同じ大きさの開口面積で、通常窓の3倍の採光量を換算されます。つまり、それだけトップライトは採光上、有利とされています。ただし、デメリットとして割高なことと、どうしても雨漏りの可能性が高まるということです。汚れについては雨が当たっていればそれほど気にならないと思われますし、割れたときの心配もあまり神経質にならなくてもいいのではないでしょうか。
  アドバイスとしましては、今回のリビング吹き抜けの部分に天窓というと、通常の窓での採光が充分に期待できますので、高額な投資に対しての効果は、それほど高いと思われません。本来、ドラマチックなトップライトの演出を考えると、少し薄暗いような場所での設置の方がトップライトの効果はより大きいのではないでしょうか。よくご検討下さい。

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第16回 基礎工事について


   基礎工事について 

質問   今、家の購入を検討しています。展示場でカタログをもらったり、住宅の雑誌等を見て勉強しています。私としては設備やデザインも大切だと思っていますが、一番大切なのは家を支える基礎工事ではと思っています。そこで布基礎やベタ基礎、その他住宅会社独自の基礎の作り方がありますが、特徴とメリット等を教えてください。
(宇都宮市 37歳 会社員)

 

回答  近年では、住宅においてはベタ基礎が主流になっており、地盤が弱い場合には杭なども打つようになってきました。地盤については以前お話ししていますので、ここでは割愛させていただきますが、きちんとした地質調査の上での適切な基礎が重要であって、どんなに丈夫な基礎を造ったとしても地盤が悪ければ何の意味もありませんし、必要以上に基礎にコストをかけたからといって、建物全体が丈夫になるとは言い切れませんね。
 ここで布基礎とベタ基礎の比較ですが、例えるならば布基礎は格子状に組んで荷重を支えるのに対して、ベタ基礎は面で支えるといったイメージです。以前は手間を惜しまず少しでも貴重な材料を軽減させるという意味で布基礎が主流でしたが、近年は職人の手間代のほうがコンクリートの材料代よりも割高なため、多少材料代が加算しても手間のかからないものをといった風潮があります。
 その他住宅メーカーの基礎についてはそれぞれ多種多様であり、ここでそれらを全部お話しするのは不可能ですのでご了承下さい。


よく最近、テレビなどで「これが欠陥住宅だ」などといって放映される機会が多くなり、皆様の関心が非常に高くなっています。残念ながらこういった業者などが存在するのも事実です。が、こういった業者が全てではないということもご理解ください。
こういった業者さんは基礎だけがおかしい訳ではなく、見積もりの段階からかなり大雑把で、今なら坪いくらでやるからとか、契約をせかす業者はだいたい怪しいと思っていただいて結構だと思います。住宅検査といって基礎に潜り込んで必要以上に不安がらせ、高額な補強材などの工事を勧めたり、こういった詐欺まがいの被害の相談が寄せられているのも事実です。住宅は簡単に買い替えのきかないものですので、焦らずじっくりと検討され、身近な専門家(建築士)などにご相談されることをお勧めいたします。

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第15回 浄化槽の設置について


   浄化槽の設置について 

質問   私の住んでいるところ(実家)は郊外にあって、下水道が入っていません。何年か後に家を建てようかと思っているんですが、浄化槽を入れるようになります。でも浄化槽って設備やメンテナンスで下水道より費用がかかるって聞きました。なんかその費用がもったいない気がするんですが、そんなに費用の違いってあるんですか?
(氏家町 35歳 会社員)

 

回答  下水道が完備されていなければ、浄化槽といって汚水を自家処理しなくてはなりません。近年では下水が完備されていないところでも、水洗トイレを望まれる方が多くなっており、各自で浄化槽を設置することが一般化されています。
  浄化槽と下水道のコスト比較ということですが、下水道が通っていればその下水道本管に接続される配管工事で、メンテナンス等を心配せず利用できます。しかし、ご存知のように各市町村からその使用料に対して、上下水道代を徴収され、浄化槽であればこういった下水道代は徴収されません。単純に比較してどちらが得か、損かは判断の難しいところで、各市町村によってもこの上下水道代金はそれぞれですし、ましてや浄化槽の金額やメンテナンス費用については、規模等によっても違います。ですから必ず数社の業者から浄化槽本体とその設置費用、メンテナンス費用の見積もりをとってみて比較して下さい。本体が安価でもメンテナンス費用が割高であったり等、様々な場合がありますので、よく比較検討してみて下さい。
  最後に、まずあなたのお住まい地域の下水道課に行って、いつ頃下水道が完備するのか聞いて下さい。もしかすると数年後に下水道が完備される予定があるかもしれませんので。

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第14回 グラスウール(断熱材)


   グラスウール(断熱材) 

質問   将来は暖かい家に住みたいと思っています。この間、住宅展示場でカタログをいくつか貰ってきました。カタログに載っていたことですが、壁断熱材でグラスウールってどのような物ですか?あと表示が10kgとありましたがどんな意味ですか?
(宇都宮市 27歳 主婦)

 

回答  グラスウールとは断熱材の一種で、ガラスで出来た綿や糸のことです。使い方によって形も様々ですが、一般的に戸建住宅用として使われるのが、ロール状やマット状のものがあります。それらはガラスを綿状にしたもの(綿あめのようなもの)を集めて作っています。これらが住宅の壁や天井などに敷き詰められることで断熱性能を高めています。
  表示の単位のkgとは、断熱材1立方メートルに何kg(重さ)のガラスが含まれているかを表します。つまり、その数値が大きいほど断熱性能良いことになります。ただし、性能を上げれば建築コストにも影響しますから、ご計画を進める際に建築士の方に相談してみて下さい。

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第13回 駐車スペースの工夫


   駐車スペースの工夫 

質問   マイホームを建築中です。現在、駐車スペースや玄関アプローチ等の外溝工事をどうするか、検討しています。その中で気になるのが駐車スペースで、コンクリート打ちにすると太陽の照り返しが多いらしく南に面した居室が暑くなると聞きました。
  わが家の敷地は南面で奥行きがあまりないので、リビングから和室に面した所に駐車スペースをと、考えていました。何か良いアドバイスをいただけないでしょうか?
(鹿沼市 32歳 主婦)

 

回答  近年はガーデニングブームもあってかなり凝った植栽を施した住宅もたくさん見掛けるようになりましたね。確かにコンクリート打ちにすると夏場の照り返し等が考えられますが、車のタイヤが通る所だけをコンクリート打ちにして、その他に芝生を植えるなどすれば照り返しも軽減できるのではないでしょうか。またコストは上がりますが、透水性の高いインターロッキングと植栽を組み合わせたものもありますからご検討ください。

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第12回 敷地の用語解説


   敷地の用語解説 

質問   この前、展示場に行ってきました。ある住宅メーカーと建て替えの相談をしているときに敷地の話になり、うちの場合は東面道路で、接している道が狭いためセットバックや北側斜線を考えてプランを進めないと....と言われました。「セットバック」とか「北側斜線」て一体、どんなことですか?
(宇都宮市 35歳 会社員)

 

回答  専門的なお話なのでここでは概略だけをお話いたしますが、住環境を良くするために設けられた法規上、住宅専用地域の場合、「北側斜線」という、敷地北側ぎりぎりに建物を建てさせないようにするための斜線制限を設けています。斜線制限には他に道路斜線、隣地斜線などがあり、これらはすべて良好な住宅環境をつくり上げるために最低限、定められた法規と思ってください。
 また、敷地が面している道路は原則として4m以上の幅員がないと道路として見なされません、このため4m未満の道の場合には4mを確保するために既存の道路境界線より敷地内へ後退しなければなりません。このことを一般的に「セットバック」と呼んでいます。
 敷地によってはこのように色々な制限がありますので建築士の方に敷地の図面を見せて相談してみてください。

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第11回 敷地の地質調査


   敷地の地質調査 

質問   建て替えを計画しています。ある住宅メーカーから敷地の地質調査が必要と言われました。今までそこに家があって私たちが住んでいたのだから必要ないと思うのですが...また調査にはどのくらい費用がかかるものですか?
(河内町 会社員 38歳)

 

回答  既存の家屋で特に問題がなければ、あまり神経質になる必要はないと思われますが、造成された宅地などで盛土されている場合、地盤沈下などで後々問題になるケースもあり、住宅メーカーなどでも少し神経質になっています。多分ここで言われている地盤調査は、スウェーデン式サウンディング試験と呼ばれる調査で、簡便に地耐力を確認でき、戸建て住宅などで広く活用されています。調査費用については、何mまで調査するかなど深さでも単価が違ってきますので、一概にいくらという回答ができません。数社に見積もりを依頼し比較検討してみてください。ただし、かなり専門的な分野なので住宅メーカーや設計士さんなどに、相談してみたほうが賢明かもしれません。

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第10回 リフォームについて


   リフォームについて 

質問   今の家に住んで13年になります。そろそろキッチンと浴室をリフォームしたいと思っています。この2個所を変更するとき、工事の期間はどのくらいかかるのでしょうか。期間が長いと食事も作れないし、長期間銭湯に行くのも.....あわせて良いアドバイスもあれば教えて下さい。
(宇都宮市 主婦 45歳)

 

回答  最近、テレビなどでもリフォームやリモデルなどが注目されていますが、工事費や期間についてはその規模や内容によって千差万別で、新築工事と異なりその既存の建物の調査が必要となります。ですから残念ですがここで簡単に述べられないのが、現状です。充分な現地調査の上でも、既存の配管や下地材などの老朽化により、当初の工事期間や予算をオーバーしてしまうケースもあります。リフォームにあたっては工務店やリフォーム業者さんなど、必ず数社に相談してみてください。また過去の工事の事例を見せてもらって、リフォームが得意な会社かを判断してみるのもポイントです。

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第9回 外壁材の選択


   外壁材の選択 

質問   半年から1年後ぐらいにマイホームを購入しようと思っています。現在は、住宅雑誌を見たり展示場をまわったりしています。
  購入の際、外壁もこだわりのひとつとして考えていますが、種類や色もたくさんあって悩みます。最近は明るい色の外壁が多いと感じますが、永年使用する家なのでよく選びたいと思います。外壁の種類や材質などアドバイスください。
(鹿沼市 主婦 29歳)

 

回答  一般住宅ではサイディングと呼ばれる外壁材が一般的によく使われています。いろんな種類があり最近では石調、タイル調などローコストながらちょっと見には本物っぽい質感のものを多く揃えています。しかし本物の質感には及びませんので、玄関まわりなどのポイントだけでも予算の範囲でタイル、石を使ってみてはどうでしょうか?
  また、最近のテラコッタなどの塗り壁も人気でよく使われるようになりました。左官屋さんの塗り方ひとつで多様な質感を表現でき、少々割高ですが住宅でもよく見かけるようになりました。
  色についてここでお話しするのは難しいのですが、選んだ色の見本板を現場で2~3枚つくってもらい、できれば外壁面につけて自然光の下で選ぶのがベストかと思います。一般的に面積が大きくなればなるほど白っぽく見えたりするので、その点も考慮してください。また、強い色はポイントとして使うようにして、その面積を少なくするなど工夫されるといいと思います。
  近年は街づくりの面からも、景観が重要視されていますので、色の選定においても周辺の建物との強調、調和など考えることも必要なのではないでしょうか。

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第8回 「温かい家」のポイント


   暖かい家のポイント 

質問   5年前に主人の転勤で埼玉から栃木に来ました。子どもの成長などをふまえ、「そろそろマイホームを」と考えています。
 もともと私は九州出身なので栃木の冬は寒いなと思っていたので、温かい家に住みたいです。電気代やガスなどの冷暖房効率を含め、どのような点にポイントをおいて検討すれば良いか、教えて下さい。
(高根沢町 主婦 34歳)

 

回答  関東地方に属する栃木県ですが、天気予報を見ていただいておわかりのように、内陸部特有の夏暑く冬寒いという寒暖の差の激しい土地柄で、この環境を住宅でどのように補うかということが焦点となるようです。近年の住宅は断熱性、気密性ともに高く特に心配なさることはないように思われます。
 各住宅メーカーも多様な工法により、断熱・気密性を高めておりますのでそれぞれの特徴を調べた上で、自分の住まいにあった工法をお選びください。
 これまで日本の住宅では、採光を十分にとって自然換気をとるという住まい方が圧倒的多数を占めていましたが、都市化が進むなかでそれもなかなか思うようにはいかなくなった今、機械式の換気システムや高性能の断熱材で対応しています。

 私個人は必要以上に気密性を高めたり、機械式の換気システムに頼らない住宅のほうが好ましいのですが、進みゆく都市化のなかでは止むを得ないのでしょうか。

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第7回 屋根材について


   屋根材について 

質問   現在、ある住宅会社で間取りや設備などを打ち合わせしています。屋根材も種類がたくさんあり、重厚な瓦から一般的な平板の瓦まで予算的なことも踏まえ、悩んでいます。屋根材の種類や簡単な特徴を教えてくだい。
(宇都宮市 会社員 35歳)

 

回答  屋根材についても近年、数多くの種類が各メーカーから発表されており、この限られたスペースで全てをお話しするのは難しいと思われますが、屋根材としては、「粘土系」「スレート系」「セメント系」「金属系」の4種類に分けられます。粘土系は重厚感もあり耐久性も高いのですがコストがやや高めです。スレート系のコストはまずまずですが以前の商品では色が褪せたりとメンテが必要とされます。セメント系はスレートよりも厚く、粘度系に近い重厚感が出せます。金属系は屋根材としては軽量で、金属の種類により値段も耐久性も様々です。
  屋根材を選ぶ場合、その建物が洋風、和風なのかなど、どんなスタイルなのかということが選択の理由となってくるのではないでしょうか。また屋根材により水勾配(屋根の角度)がある程度限定されてくる商品もありますのでご注意ください。


粘土系
粘土を瓦の形に成形して高温で焼いた瓦
スレート系
粘板岩でできたもの。粘土系よりも薄くて軽く、耐久性にも優れる
セメント系
セメントと細骨材のモルタルを原料としたもの
金属系
軽量で加工性がよく、複雑な形状の屋根に適している。

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第6回 間取りについて


   間取りについて 

質問   建て替えを検討しています。私の敷地は北面道路に接しているため、玄関も北側になるかと思います。生活動線の良いプランはキッチンや浴室、トイレなど水廻りが近くにあるものが良いと聞きました。間取りを計画する際に注意する点や良いアドバイスがあれば教えて下さい。
(河内町 主婦 32歳)

 

回答  間取りを計画する上で割と軽視しがちなのが敷地の条件で、敷地によってその環境は千差万別です。一般には開口部を南側に多くとりますが、敷地によっては西側に見える風景を楽しむために大きな開口部を設けたり、いろんな考え方があるのが、建築間取りの楽しさであり難しさなのではないでしょうか。
  ご質問の水廻りについては、必ず給水と排水があり、基本的にはまとめた方がコスト的にもメンテナンス等でもメリットが大きいと思われます。間取りの計画で重要となってくるのは、その計画される住宅でどのようなライフスタイルを希望するかということです。ご家族内でよく話し合って素敵な間取りをつくってください。

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第5回 床暖房について


   床暖房について 

質問  半年前に主人の転勤で栃木に来ました。将来は、宇都宮近郊で家を建てようと思っています。ただこれからの時期、栃木はとても寒いと聞いており心配です。まだ子供が小さいのでなるべくエアコンを使わないようにと、床暖房の設置を考えています。価格的なことも含め、メリット・デメリットがあれば教えて下さい。
(Sさん 宇都宮市 主婦27才)

 

回答  近年、床暖房の普及率が高まり、以前に比べると技術的にも成熟し、リーズナブルな価格帯の商品も出てきました。床暖房は大別すると、お湯などを循環させるタイプと、ニクロム線などを使った電気式の2タイプになります。
  循環式の熱源はガスや灯油、深夜電力などを利用し、ある程度のメンテナンスも必要になります。電気式は半永久的にメンテナンスフリーと言われておりイニシャルコストも安めですが、ランニングコストが割高なのでキッチンの一部などの小スペースがお勧めです。床材は、床暖房対応のものを選定するといった注意が必要で、一般の床材より割高傾向です。
  ご質問の「エアコンを使わずに~」ということですが、すべてを床暖房に頼るというのは。技術的には可能ですが、ランニング(コスト)とイニシャル(コスト)の面であまりお勧めできません。また、乳児の床暖房による低温やけどの事故も発生しているようです。
  確かに足元ポカポカは魅力的ですが、“床暖房=善で、エアコン=悪”といった考え方には同調できません。最近の住宅は気密性・断熱性ともに高められ、快適性も格段に高まっています。ですからあまり心配なさらなくともよろしいのではないでしょうか。本来は、充分な採光計画の上、不足をそういった機能で補うのが望ましいと思います。

※イニシャルコスト
初期費用~設置時にかかる製品代や取付費用などのこと
※ランニングコスト
この場合、光熱費や点検清掃費用のこと、また場合によっては部品交換や修理費用のこと

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第4回 子供部屋について


   子供部屋について 

質問  私には小学校3年生と5年生の2人の子供がいます。
2人とも女の子ですが、これからマイホームをつくるときに、最初から各子供部屋を作るか、将来仕切るように1つの部屋にするか迷っています。
何か良いアドバイスがあればいただきたいのですが。
(Nさん 高根沢町 主婦31歳)

 

回答  この問題はつまるところ、ご家族がどんなライフスタイルをイメージされているか、お子さんの育て方にどんな考え方をお持ちなのかで決まるでしょう。
 子供部屋=勉強部屋・寝室・遊ぶための部屋・・・など、部屋の使用目的によっても変わってくるでしょう。
最近は「子供にそれぞれ個室を与えないとプライバシーが保たれないから・・」というご意見をよく耳にいたしますが、私個人は子供に完全な個室(密室)は必要ないと思っています。
 日本では戦後、アメリカの影響で個室を持つスタイルの模倣が多くなりましたが、日本のそれは表面的な模倣に終わっているケースも少なくなく、本質や精神までは完全に理解されてこなかったと思います。
 別の例をひとつ挙げれば、日本古来の「障子」は、“柔らかな光を通し、人の気配を感じさせながらも視線はさえぎる”という優れた間仕切りで、この「障子」の持つ機能の多様性と独特の曖昧性(とでも言いますか)が、今世界中で注目されているんです。
 Nさんもご家族の幸せな暮らしのために、様々な方法を検討していただきたいのですが、伺った範囲では可動式の収納を間仕切りにした、密室化しない子供部屋をお勧めいたします。音の問題が生じることがあるかも知れませんが、その問題を家族で話し合うことも、昨今希薄になりがちなひとを思いやる気持ちの醸成や、家族愛を育むことになると考えていただき、最良のプランに向けて(ご家族とも設計士とも)とことん話し合っていただきたいと思います。

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第3回 断熱材について


   断熱材について 

質問  冷暖房の効率を良くしたいので、どんな断熱材にすれば いいか迷っています。メーカーの人のおすすめを鵜呑み にするのではなく、自分でも少し勉強しようと思ってま す。アドバイスを下さい。
(鹿沼市 主婦30歳)

 

回答  住宅建築に使用される断熱材は、「フェルト状」「ボード状」のものなどに大別できます。それぞれに長所・短所がありますが、「JISマーク表示品」を原則とされたほうが良いでしょう。 最近問題になっているのは、部材の断熱性能よりむしろ「施工」についてです。例えば、木造住宅においては「木造 住宅工事共通仕様書」というものがあります。それにならった施工をすれば、そうした問題も軽減されるはずです。 「外断熱工法」、「気密工法」といったいくつかの工法もあるので、それぞれの特長をつかんでいただき、その断熱性能 だけでなく、「コストパフォーマンス」についても考慮の上、選んでいただきたいと思います。

(お調べになる上で、キーワードになりそうなものに 「」 をつけてみました。)

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第2回 吹き抜けの設置


   吹き抜けの設置 

質問  「吹き抜け」にあこがれているのですが、「冷房効率が悪くなるよ」と言われ、迷っています。アドバイス下さい。
(鹿沼市 主婦Aさん 38歳)

 

回答  素直に申し上げて、吹き抜けの冷暖房効率は、あきらかに下がります。この質問は、私たちも頻繁に直面する問題ですが、天井の高い広々とした空間をとるか、冷暖房効率をとるのか、建主がどちらを優先させるかにかかってきます。つまるところ建主の価値観の問題になるのですが、実はここら辺のさじ加減が、建築の醍醐味でもあるんです。
 最近の傾向から言えば、多様化の進む生活スタイルにあわせた独創的な建築が増えているように思います。建主が確固たる自身のライフスタイルを持ち、その暮らしにふさわしい住まいを得るために、設計担当者とガッチリ組んだコラボレーションとでも言いましょうか、そんな個性的な住宅があちこちで見られるようになってきました。Aさんもご自身の想いを設計担当者にぶつけて、納得がいくまでとことん話し合っていただきたいと思います。
 最後になりますが、吹き抜けの天井部にファンを付けるといった効率アップ策もあります。ご検討下さい。

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第1回 住宅用地の購入


   住宅用地の購入 

質問  宇都宮市には夫の転勤できましたが、いずれはこちらで家を建てることになります。ある住宅用地の購入を考えていますが、土地勘がないのでその土地の履歴や住宅建設に適した土地なのかが、わかりません。調べる方法を教えてください。
(宇都宮市 主婦32歳)

 

回答  土地の履歴については、法務局で公図なり登記簿謄本などをとられるか閲覧されるのが一般的です。住宅の場合、わりと最近まで、「あそこはかつて沼地だった」などと、近所の人から情報を得たり、現地にて「これはどうも盛り土してあるな」などと観察、想定するくらいで建設されてきましたが、不安であれば是非地質調査をお勧めいたします。ある程度の規模以上の建物になると必ず地質調査を行い、地盤の状況によって、基礎工事の工法などを検討します。地盤によっては基礎工事に予想以上の工事費がかかる場合もあり、地質調査をした上で、土地の購入を検討する場合もあります。また、以前に住宅が建っていたとしても、現在の建築法規で新たに建てられない場合(既存不適格)もありますので、不動産業者だけでなく、建築士に事前に相談することをお勧めいたします。以前、接道(住宅の場合、最低2m以上公道に接している)していないために、建物が建てられなかったケースもあるので、購入前に相談されたほうがベターと思われます。

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