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第27回 「地震」とマイホーム

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   「地震」とマイホーム 

質問  今新築を考えているのですが、、昨年の新潟など大規模な地震にも対応できるマイホームを考えなくてはいけないのでは、と思っています。「免震」や「耐震」など聞きますが、具体的にどのようなものなのでしょうか?コストも大きく変わるのですか?
(壬生町 37歳 主婦)

 

回答  最近「耐震構造」をうたっている住宅が多いのですが、本来建築の確認申請を提出する建物は、基本的に全て耐震設計になっていて、基準をきちんとクリアしないと確認申請は出せないものなんです。ですから当然、その確認申請に基づいて造られた建物は、「耐震構造」になっています。この場合、むしろ注意していただきたいのは、きちんと施工しない、いわゆる“手抜き工事”なのです。
 次に「免震構造」ですが、これは地震が起きても揺れにくい構造で、建物に及ぼす地震の力を小さく押さえる工夫が施されているものです。ただし、歴史的には浅く、実績、事例もまだまだ少なく、コスト的にも「耐震構造」に比べると割高になるようです。
 ご質問にこのコーナー内だけでお答えするのはとても難しいのですが、中越地震での現地の様子を伺ってみますと、地域の地盤によって建物の揺れ方や倒壊の状況がかなり違うようです。また、その建物の使われ方、周辺の環境によっても大きく変わるようです。
  かなり極端な言い方になりますが、住まいの「安全」のみを追求すると、強固ではあるけれど開口部のないシェルターのような建物に住むことに・・・、そんな生活が果たして快適と言えるのかどうか・・・などと考えてしまいます。もちろん「安全」は最重要項目ですが、そこにだけとらわれるのではなく、快適性や経済性も判断項目に加えてとことんご検討いただきたいと思うのです。

耐震構造 → 建物の構造躯体(骨組)を、補強金具・筋交いなどで強化し、地震の揺れに耐えるようにする。
免震構造 → 建物と地盤の間に、振動絶縁装置(ゴムなど)を設置して、揺れを伝わりにくくする。
制震構造 → 建物に設置した制震装置(ダンパーなど)が、地震のエネルギーを吸収して、揺れを軽減する。
 
各メーカーによって違いもありますが、大まかに分けるとこうなるようです。

 また平成12年に施行された「住宅品確法」の採点表の住宅性能表示の中には「構造の安定に関すること」という項目があり、その等級1は、「建築基準法」に定める程度。等級2は、「建築基準法」の1.25倍。等級3は、「建築基準法」の1.5倍となっています。