第1回 発熱
第1回
発熱
子どもの発熱では、機嫌、食欲、睡眠の状態はどうか、またゼーゼーはないかなども重要です。熱の高さは、重症度に関係ないとの意見もありますが、熱が高いほど病気の勢いが強いと思ったほうが良いでしょう。また、受診は午前中が最善だということを心に留めておきましょう。
これから風邪やインフルエンザの季節です。今回は、お子さんの熱に気づいたときの注意について述べます。
[年齢は?]
まず、お子さんの年齢を考えます。生後1カ月以下の場合は、入院が必要となることも。1カ月〜4カ月では、入院はともかく、検査が必要です。その結果、機嫌もよく検査に異常がなければ、外来での治療で経過を見ます。6カ月以上で、元気であれば、夜間の場合は次の日の診察で大丈夫と思います。
[熱は何日目?]
4日以上続く発熱の場合は、元気でも医師の診察が必要です。また、4日以内でも、前日より元気がないときも注意が必要です。
感染症(特に細菌による場合)では、午前中は平熱で元気ですが、午後の4時くらいから急に上昇することが多くみられます。そのため、心配になり、救急外来を受診することになります。前日の夜間に熱があった時は、平熱になっていても受診することを勧めます。
[治療は?]
38・5度以上でつらそうであれば解熱剤の使用を考えてよいと思います。ただ、1歳以下では使用しないことが多くなっています。副作用の恐れから、小児ではアセトアミノフェン以外の解熱剤の使用を控えています。また、頓用での使用(必要な時に飲む)が基本です。ただ、解熱剤の効果は一時的なものです。熱性けいれんを起こしたことのある人は抗けいれん剤との併用を勧めます。熱に加えて、食欲が不十分のときは輸液(点滴)してもらうと、多くは楽になります。
氷枕は熱中症以外での解熱効果は少なく、お子さんが嫌がれば使う必要はありません。「発熱時のお風呂」は食欲がないときは控えた方がよいでしょう。
発熱の原因が分かれば、その治療が最優先であることは、言うまでもありません。