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2008年04月 アーカイブ

2008年04月25日

不安にうち勝つには分析と開き直りが必要

Vol.43 新しい環境に対する思い。大きいのは不安? 期待?
不安にうち勝つには分析と開き直りが必要

 新年度が始まり、新しい環境で生活をスタートした人も多いのではないでしょうか。そんなとき、常につきまとうのが?不安?。この不安にどう対処すれば良いのか、宇都宮市大寛にあるうえの医院の院長・上野裕さんに伺いました。


 本人または家族の入学・就職・転職などで、4月は環境の変化が多い時期です。それに伴い、不安定な気持ちになる人も当然に増えると考えられます。
 「不安定に陥らないためには(あるいはそうなってしまったら)、どのように対処すれば良いのか?」。これは毎日のように受ける質問です。
 対策の基本は、変化に伴う不安・心配を、避けるべき感情と認識しないで、抱いて当然のものと思い定めることです。程度の差こそあれ、だれでも心中が穏やかなわけではありません。変化の時というのは、だれにとっても不安な時なのです。そう思うだけで、?期待感?という、変化に伴うもう一方の感情が心を満たすのではないでしょうか。


■不安の原因と解決策を考える
 PTAの役員など、これから新しい環境に入る方で、不安でならないという方のために、少しアドバイスをします。
 まず、不安の原因が何であるのかを分析するべきです。原因が特定できたら、それについて自分で解決ができるかを検討し、できるのならばそれにそって努力する。もし、自分だけでは解決できないと感じられるなら、それを補う手段を講じます。それもなければ、自力で新環境に飛び込むだけです。
 栃木県人は内弁慶で新しさに臆病と言われますが、既成概念にとらわれない北海道人や、恐れずに新しい分野に向かっていく遠州人(静岡県西部/本田宗一郎が好例)を見習うのも、悪くはないと思います。
 次に、原因が特定できなかった場合。多くは新たな対人関係への漠然とした不安が原因のようです。そうした方に必要なのは、良い意味での開き直りです。例えば、大阪人のように見栄や立て前を減らした人付き合いをする。周囲の人間と?かりそめの役割を演じ合ってはいるが、役割は恒常的なものではない?と考え、しばらく演技を甘受してみるのも一つです。
 それでも、現状に耐えられなくなったら、心の医療機関に相談してください。

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