« 2007年10月 | メイン | 2008年01月 »

2007年11月 アーカイブ

2007年11月23日

ストレスや不安がうつを生み、それがストレスになる悪循環を打破するには…

〈Vol.39〉 ストレスや不安がうつを生み、それがストレスになる悪循環を打破するには…
笑顔がもたらす効用で心を回復させましょう

 周りから見たら他愛もないことでも、本人にとってはひどく落ち込むこともありますね。その気持ちが長引いてしまうと、心が浮上できなくなってしまうことも…。そんなとき、どうしたら良いのか、うえの医院の院長・上野裕さんに伺いました。

 「なぜ、太陽は輝き続けているの? 心臓は鼓動を続けているの? 世界が終わりだというのに…」。1963年、米国のヒット曲の一節です。決して、終末を予言した超能力者の言葉ではありません。単に失恋の悲しみ・驚きを唄っているのです。失恋しただけで“世界の終わり”となる気持ちに共感が集まるのですから、人の心とはなんと大げさなところがあるのでしょう! そのため、心の不調が致命的になったり、心への治療に多くの専門医が苦労しているのだと、思います。


■“笑い”をつくることも必要

 とは言え、心は柔軟性も持ち合わせている。だからこそ、多くの災害・疾病・戦争などを経験しても、人類は歴史をつなげてこられたのでしょう。“鈍感力”や“忘れっぽさ”も柔軟性の一つかもしれません。
 ところが、現代日本においては、受け流せない、そして忘れがたいストレスにさらされる可能性が少なくありません。そして心の余裕が減り、“ストレスが不安やうつを生み、それがストレスになる”という悪循環に陥ってしまうのです。
 悪循環を改善する一つの方法として、“笑い”を考えてみましょう。哲学者・ベルグソンは“笑える”必要条件に 1.対象に必ず人間的なものを含む 2.冷静な理性が働いているときに限る 3.他者との連帯を感じられる状態にある、という3つを挙げています。
 うつ・不安状態とは、まさに三カ条を満たし得ない状態なのです。逆に、笑いが少なくなってきたら、積極的に笑うことで三カ条を満たせる心に戻せるのではないか、という発想も浮かびます。
 生理学的に言い換えると、楽しい時、気持ちが良い時に分泌されるドーパミンを、笑うことによって増やし、うつ・不安の改善を図る、ということになるでしょうか。
 具体的には、鏡に笑顔の自分を映す、楽しい漫画や映画を観る、などが思い浮かびます。そして、子どもたちの生き生きした笑顔を眺めることです。それでも笑顔が取り戻せないときは、心の専門医にご相談ください。

About 2007年11月

2007年11月にブログ「コラム」に投稿されたすべてのエントリーです。過去のものから新しいものへ順番に並んでいます。

前のアーカイブは2007年10月です。

次のアーカイブは2008年01月です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

Powered by
Movable Type 3.35