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心も体も健やかに 求められる心療内科

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〈Vol. 1〉 ストレスを感じることが多い今、20代・30代の患者さんが増えています
心も体も健やかに 求められる心療内科

 アニマルセラピーや、アロマテラピー、カラーセラピーなど蕫癒しブーム﨟と言える現代。このブームは、変化が激しい社会にストレスを感じ、「何かに癒されたい」「前向きな気持ちになりたい」とSOSを発信している表れなのかもしれません。そんな中、注目されているのが、心と体のストレスを癒す「心療内科」。宇都宮市大寛町のうえの医院・上野裕さんに「心療内科」について連載で伺っていきます。

■ 心療内科とは?
 ひと言で言うと「初めから心身両面に注意を向けて診療する科」。軽い精神科だと思っている方も多いのですが、内科です。心と体は密接な関係を持ち、身体的な不調を治す場合に、心理的なケアまで踏み込まないと治療効果が上げにくい場合があります。
 また、心理的な疾患には、体の不調を伴う場合も多いのです。心と体のどちらの心配ごとでも、相談できるのが心療内科だと思ってもいいかもしれません。

■ どういう患者さんが多いの?
 20代~30代の女性が多いですね。気分が落ち込む、やる気が起こらない、イライラする、不安感が強い、眠れないなどの状態が長く続いたり、極端な例だとパニック障害や摂食障害などになる方もいます。更年期障害で相談にくる方も多いです。
 また、頭痛や嘔吐、呼吸困難、下痢など身体的な症状が出ているのに、内科で検査して「悪いところはありません」と言われ、心療内科を受診する方もいます。
 軽い鬱(うつ)状態の人も増えています。放っておくと生活に大きな支障となることもありますが、優れた治療も開発されているので、早めに受診することを勧めます。

■ どんな治療をするの?
 “心の治療”とは格好のよい言葉ですが、神経学的・内分泌学的にも、心の働きの本質理解にはもう少し時間がかかるようです。
 では、どんな治療をするのかと言うと、患者さんの訴えを丁寧に聞き取り、カウンセリングする心理療法。心の安定化ホルモン分泌を順調にする薬剤や、中国医学を用いた漢方製剤を処方する薬物療法を用いています。  心や体に心配ごとがあったら、気軽に心療内科に相談してください。